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4. 工程・5M・ばらつきと異常

工程(プロセス)は、材料や情報などの入力を受け、活動を通じて出力を生むまとまりです。見積作成、注文受付、発送、問い合わせ対応にも工程があります。最終検査だけで品質を高めようとせず、正しい結果を生む条件を途中で整えます。

注文受付 → 商品準備 → 内容確認 → 受渡し、という流れでは、受付は準備の前工程、確認は準備の後工程です。後の人が困らないよう、必要な情報を正確・適時に渡します。顧客へ届く前でも、仕事を受け取る相手をお客様と考える視点が役立ちます。

要素意味受渡し間違いを調べる例
Man人教育、交替、確認の分担
Machine機械・設備端末、表示、印刷機の状態
Material材料・情報商品、ラベル、注文データ
Method方法作業順、照合のルール
Measurement測定・計測記録方法、測定器、判定の一貫性

従来の4MにMeasurementを加えた整理です。条件が変わった日時を記録すると、後で変化と結果を照合できます。項目を埋めること自体が目的ではなく、抜けなく調べるための切り口です。

例題:同じ方法でも時間は少し変わる

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同じ手順で5件の準備時間が9、10、11、10、10分なら、完全に同じにはなりません。多くの小さな要因が重なる通常の変動を、偶然原因によるばらつきとして捉えます。「偶然」は原因がないという意味ではありません。

一方、プリンター詰まりが発生した日に20分かかったなら、通常と異なる原因が加わった可能性があります。異常原因があるならその発生を抑え、通常のばらつきを小さくしたいなら工程の仕組み全体を見直します。毎回の小さな上下へむやみに設定を変えると、かえって不安定にすることもあります。

不適合は要求事項を満たしていないこと。工程の異常は、工程の状態がいつもの変動から変わった可能性があることです。規格内でも傾向の変化があれば調査が必要な場合があります。また安定した工程でも、規格に対して位置やばらつきが合わず、不適合が出続ける場合があります。管理図は時間順の変化を見る道具です。

異常を感じたときは、独断で記録を書き換えたり設定を調整したりせず、職場の決めた処置と連絡系統を使います。対象品、発生時刻、前後の条件を残せば、原因調査と影響範囲の判断に役立ちます。

測定器を替えた直後から値が上がった。製品が変わったと結論してよいか?

解答・解説

測定方法の違いの可能性があります。5MのMeasurementを含め、測定器・手順・基準・元データを確認します。観測値の変化と製品そのものの変化を分けて調べます。