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12. 線形モデル・BLUE・一般化最小二乗

複数の条件をそろえた平均の違いを表すため、y=Xβ+ε\boldsymbol y=X\boldsymbol\beta+\boldsymbol\varepsilon を使います。XX の列数を pp(切片を含む)、列フルランクとします。残差平方和を微分すると正規方程式 XTXβ^=XTyX^TX\hat\beta=X^Ty となり、

β^=(XTX)−1XTy,Var⁡(β^∣X)=σ2(XTX)−1.\hat\beta=(X^TX)^{-1}X^Ty,\qquad \operatorname{Var}(\hat\beta\mid X)=\sigma^2(X^TX)^{-1}.

E(ε∣X)=0,Var⁡(ε∣X)=σ2IE(\varepsilon\mid X)=0,\operatorname{Var}(\varepsilon\mid X)=\sigma^2I の下でBLUEです。正規誤差ならさらにt・Fの厳密推測ができます。誤差と説明変数が関連する内生性は、標準誤差だけを修正しても解決しません。

x=0,1,2x=0,1,2、y=1,2,4y=1,2,4 では、xˉ=1,yˉ=7/3\bar x=1,\bar y=7/3、傾き ∑(xi−xˉ)(yi−yˉ)/∑(xi−xˉ)2=1.5\sum(x_i-\bar x)(y_i-\bar y)/\sum(x_i-\bar x)^2=1.5、切片 5/65/6。残差は 1/6,−1/3,1/61/6,-1/3,1/6、SSE=1/6です。

切片ありの R2=1−SSE/SST=27/28≈0.9643R^2=1-\mathrm{SSE}/\mathrm{SST}=27/28\approx0.9643。重相関係数は観測値と当てはめ値の相関で、この場合 R2\sqrt{R^2}。高い R2R^2 だけでは外部予測の良さや因果性を示しません。対数変換した応答の予測を戻す際には、平均と中央値の違いにも注意します。

H0:Cβ=dH_0:C\beta=d、独立な制約の数 qq に対し

F=(Cβ^−d)T{C(XTX)−1CT}−1(Cβ^−d)/qs2∼Fq,n−pF=\frac{(C\hat\beta-d)^T\{C(X^TX)^{-1}C^T\}^{-1}(C\hat\beta-d)/q}{s^2} \sim F_{q,n-p}

が正規モデルで成り立ちます。CC の1行が群平均差なら線形対比。制約モデルと非制約モデルのSSEの差からも同じF統計量を計算できます。予測平均 x0Tβ^x_0^T\hat\beta の分散は σ2x0T(XTX)−1x0\sigma^2x_0^T(X^TX)^{-1}x_0、個別予測誤差にはさらに σ2\sigma^2 が加わります。

既知の相対共分散行列 Ω\Omega に対しGLSは (XTΩ−1X)−1XTΩ−1y(X^T\Omega^{-1}X)^{-1}X^T\Omega^{-1}y。不均一分散なら逆分散重み、系列相関なら相関構造も必要です。推定した Ω\Omega を使う場合、誤指定への感度を確認します。頑健標準誤差は係数を変えず分散推定を変える方法で、GLSとは違います。

多重共線性は XTXX^TX を不安定にし、係数の分散を膨らませます。VIF、条件数、推定の感度を調べます。Lassoは SSE+λ∑j∣βj∣\mathrm{SSE}+\lambda\sum_j|\beta_j| を最小化し、一部の係数を0にします。通常は切片を罰せず、変数を標準化してCVで強さを選びます。選択後に通常のt検定を無条件に使うと選択の不確実性を無視します。

残差が扇状に広がるとき、まず疑う仮定と対処は?

解答・解説

等分散性です。測定単位・関数形・外れ値も確認し、変換、分散モデルを用いたWLS/GLS、頑健標準誤差を目的に応じて検討します。