QC検定3級 学習ガイド
QC検定3級では、品質管理の考え方を理解し、データと道具を使って職場の問題を整理する力を学びます。このコースは全24章、章末確認問題24問、解説付き総合演習48問です。計算の答えだけでなく、なぜその方法を使い、何が分かり、次に何を調べるかまで説明します。
3級はQC検定4級の範囲も含みます。初めての方は品質・PDCA・検査・標準化を先に復習し、報連相・三現主義、5S、安全衛生も確認してください。本コースは4級の教材と組み合わせて基礎から範囲をたどれる構成です。
手法では、基本統計量とQC七つ道具、新QC七つ道具、正規・二項分布、管理図、工程能力、相関が中心です。p・np管理図や新QC七つ道具には、基本の理解を助ける簡単な計算例も付けています。検定・推定、単回帰、多変量解析の詳しい計算へリンクする場合は発展学習と明記します。
基礎とデータの見方
Section titled “基礎とデータの見方”| 章 | できるようになること |
|---|---|
| 1. 品質の概念 | 顧客要求を特性へ落とし、ねらいとできばえを区別する |
| 2. QC的な見方 | 目的、工程、予防、全体最適、全員参加で判断する |
| 3. 管理とQCストーリー | 維持・改善と二つの問題解決の出発点を説明する |
| 4. データ収集と変換 | 母集団・サンプル、誤差、単位と変換を確認する |
| 5. 基本統計量 | 平方和・自由度・不偏分散・標準偏差を計算する |
| 6. チェックシートと層別 | 記録を設計し、全体の率に隠れる構成差を見抜く |
| 7. パレート・特性要因図 | 重点選定と原因仮説の整理を使い分ける |
| 8. 分布と推移のグラフ | 目的に合う図を選び、階級による情報損失も理解する |
| 9. 散布図と相関 | 平方和・積和から相関を計算し、因果と区別する |
新QC七つ道具と統計手法
Section titled “新QC七つ道具と統計手法”| 章 | できるようになること |
|---|---|
| 10. 親和図・連関図 | 言語情報のまとまりと因果候補の関係を整理する |
| 11. 系統図・マトリックス図 | 目的を手段に展開し、対応の抜けを見つける |
| 12. 日程・PDPC・数値行列 | 作業の依存関係、不測の展開、数値行列の分析目的を知る |
| 13. 正規分布 | 標準化と面積から区間・尾の確率を求める |
| 14. 二項分布 | 固定数の判定結果の確率・平均・分散を求める |
| 15. 管理図の原理 | 安定・適合、群内・群間、異常時の処置を区別する |
| 16. 平均値・範囲の管理図 | 群の大きさに合う係数で上下限を計算する |
| 17. p・np管理図 | 個数と率、検査数と限界幅の関係を理解する |
| 18. 工程能力 | Cp・Cpkを計算し、中心のずれと幅を評価する |
品質保証と品質経営
Section titled “品質保証と品質経営”| 章 | できるようになること |
|---|---|
| 19. 新製品開発の保証 | QFD・DR・FMEA・FTAなどの役割を言葉で説明する |
| 20. プロセス保証 | 文書、検査、計測、異常時処置をつなげる |
| 21. 方針・日常管理 | 目標と方策、管理点と点検点、責任と変化点を整理する |
| 22. 標準化・活動・教育 | 改善の定着、QCサークル、力量確認を組み合わせる |
| 23. QMS | 原則、組織の仕組み、ISO 9001の位置付けを理解する |
| 24. 総合事例 | 事実から対策、評価、標準化まで一つの活動にする |
統計検定の記事と行き来する
Section titled “統計検定の記事と行き来する”各章の「統計検定とつなげる」に、復習の目的を添えたリンクを置いています。
| QCで学ぶこと | 統計検定側の入口 |
|---|---|
| データ・抽出・偏り | 3級の標本調査 |
| 分散と標準偏差 | 3級のばらつき |
| 分布と標準化 | 3級の分布、2級の連続分布 |
| 相関と因果 | 3級の相関、3級の実験 |
| 群平均の変動 | 2級の標本分布 |
| 前後比較の発展 | 3級の推定、3級の検定 |
同じ「3級」でも資格が違えば範囲は異なります。統計検定側の内容をすべてQC3級の必須事項とみなさず、疑問を深めるために使ってください。
演習と参照資料
Section titled “演習と参照資料”総合演習48問、公式・手法早見表、公式範囲対応表で復習できます。本文・図・問題は独自の非公式教材で、公式過去問や図表の転載ではありません。公式サイトの参照制限と、確認した資料の版は対応表に明記しています。