統計検定3級の学習ガイド
4級の先で、何ができるようになるか
Section titled “4級の先で、何ができるようになるか”4級では、調べたデータを表やグラフ、代表値で整理しました。3級では、散らばりや関連を数値で詳しく表し、さらに一部のデータから全体について考える方法へ進みます。
「同じ80点でも、違う試験での位置づけは同じか」「気温と売上の関係を予測に使えるか」「アンケートの55%を、全住民の過半数と言えるか」。こうした問いに、手法を選び、計算し、結論の限界まで説明できることが目標です。
学習する順番
Section titled “学習する順番”| 章 | 学ぶ内容 | 例題で考えること |
|---|---|---|
| 1. データの種類と尺度 | 名義・順序・間隔・比例尺度 | 数字として書かれていても平均を取ってよいか |
| 2. 標本調査 | 母集団・無作為抽出・乱数表 | 全校の調査をどう計画するか |
| 3. 観察研究と実験 | 処理群・対照群・比較条件 | 練習方法を変える効果をどう確かめるか |
| 4. 統計グラフ | レーダー・バブル・ローソク足・モザイク・散布図 | 図の長さ・幅・面積が何を表すか |
| 5. 集計・代表値と分布 | 度数分布・代表値・累積・箱ひげ図 | 集計した値から、どこまで分かるか |
| 6. 分散・標準偏差と標準化 | 分散・標準偏差・偏差値・変動係数 | 平均が同じ集団の違いをどう表すか |
| 7. 共分散・相関と因果 | 共分散・相関係数・擬相関 | 関係の向き・強さと原因を区別する |
| 8. 回帰直線と予測 | 最小二乗法・回帰係数・残差 | データに合う直線を求め、予測を読む |
| 9. 時系列データ | 指数・増減率・移動平均 | 元の規模と季節変動に注意して比較する |
| 10. 独立と条件付き確率 | 独立な試行・条件付き確率 | 分母が条件によって変わる理由を説明する |
| 11. 確率変数と確率分布 | 平均・分散・二項・正規・正規近似 | 当たり回数や測定値の起こりやすさを求める |
| 12. 標本分布と区間推定 | 標準誤差・母平均と母比率の信頼区間 | 推定に伴う不確実さを示す |
| 13. 仮説検定 | 母平均・母比率の検定 | 偶然だけでは説明しにくい差かを判断する |
学習後は総合演習(26問)へ進んでください。用語・公式の早見表から、問いに合う手法を選ぶ練習もできます。
このコースの読み方
Section titled “このコースの読み方”各章は「必要になる場面」「考え方と計算」「具体的な例題」「結果の解釈」「確認問題」を備えています。式に数値を入れる前に、対象・単位・分母・比較条件を確認しましょう。最後に答えを一文で説明すると、計算と判断をつなげられます。
例題・グラフは学習用の架空データです。分散の分母は、記述統計ではデータ数、推定用の不偏分散ではデータ数から1を引いたものを使い、各章で区別します。推定・検定では正規分布が使える条件も説明します。
公式範囲と4級との関係
Section titled “公式範囲と4級との関係”公式の統計検定3級の案内では、4級の内容に加えて3級の内容を扱うとされています。本コースでは3級の各分野を解説し、基本のグラフやPPDACなどは4級コースにもリンクしています。
範囲の基準は、2026年11月5日に確認した公式出題範囲表(2020年4月より実施)です。対応表・参考資料で学び残しを確認してください。受験方式や申込条件は、受験前に公式案内で確認しましょう。