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20. プロセス保証・検査・計測

工程の入力・作業・出力と、良い結果になるための条件を明確にします。作業者が違っても同じ方法で実施でき、異常があれば適切に処置できるようにします。人・機械・材料・方法・測定の5Mは、その確認の切り口です。

文書・図主に何を示すか注文処理の例
フローチャート作業や判断の流れ受付→在庫確認→準備→照合→発送
作業標準書作業の具体的な方法・条件・注意点注文票と品名・数量を照合する手順
QC工程図各工程の管理特性・方法・頻度・責任・異常時処置など何を、いつ、誰が、どの基準で確認するか

流れが分かるだけで、管理条件まで十分に定まったとは限りません。品質保証のために必要な情報を、重複・矛盾がないよう文書間で対応させます。

発送前の照合で注文票と品名が違えば、勝手に修正・出荷せず、定めた方法で識別・保留し、影響範囲と原因を確認します。工程能力調査は、工程が要求に対してどれほど余裕を持つかを見ること。工程解析は、工程の状態や影響する条件を調べる活動です。データを取った条件・順番と結び付けます。

受入・工程内・最終/出荷という段階、全数・抜取という調べる範囲、破壊・非破壊・官能といった方法を区別します。抜取でロット合格でも全品適合を証明したわけではありません。検査条件と判定基準を明確にし、不適合の処置を定めます。

官能検査は人の感覚を用いるため、見本、照明、温度、提示方法、評価者の訓練などで条件をそろえます。感性品質は人がどう感じるかに関わり、単に寸法が規格内なら満足とも限りません。

測定は量の値を得る操作、計測は目的を持って方法を選び、測定結果を活用する活動として捉えます。基準から系統的にずれることと、繰り返すたびに値が散らばることは別です。校正・点検・使用条件・記録の管理が必要です。

基準10mmの品を何度測っても10.5mmなら、繰返しは揃っていても基準からずれています。標本数だけを増やしてもこのずれは解消しません。測定器を替えた時点で値が変われば、製品の変化と測定系の変化を分けて調べます。

抽出と偏り、分散、研究デザインへ。測定の信頼性と、標本誤差による不確実性を混ぜないようにします。全数/抜取の入門はQC4級の検査も使えます。

同じものを繰り返し測ると値がそろう。これだけで基準への正しさも確認できたか?

解答・解説

できません。系統的なずれが残る場合があります。基準との比較や校正等を別途確認します。