9. 散布図・相関係数
数値化する前に散布図を見る
Section titled “数値化する前に散布図を見る”相関係数は2変数の直線的な関連の方向と強さを要約します。曲線、外れ値、複数群の混合を一つの数で見落とさないよう、最初に散布図を描きます。1点は同じ対象・試行から得た一組で、xとyを別々に並べ替えてはいけません。
例題:平方和から計算する
Section titled “例題:平方和から計算する”、対応する とします。どちらも平均3です。
架空の5組。右上がりだが完全な直線ではない。横軸と縦軸は学習用の指標で、単位を変えても正の倍率なら相関は変わらない。
- 青点:対応する5組、r=0.8
チャートを読み込んでいます。数値は本文・表でも確認できます。
グラフの数値を表で確認する
| x | y |
|---|---|
| 1 | 2 |
| 2 | 1 |
| 3 | 4 |
| 4 | 3 |
| 5 | 5 |
学習用のデータ・理論値。狭い画面ではグラフを横にスクロールできます。
値の範囲は−1〜1。1と−1は完全な直線関係、0は直線的関連がないことを表します。一方の変数が一定なら分母0で相関は定義できません。
cmをmmへ直しても、正の倍率と定数加算だけならrは変わりません。一方だけを負の倍率で変換すれば符号が反転します。共分散は単位に依存しますが、相関は両者の標準偏差で割っているため無次元です。
大きな相関でも、データ数が少ない、範囲が限られる、特定の1点に依存する、などを点検します。曲線的な関連が強くてもrは0近くになり得ます。異なる設備の点群を一緒にすると、群間差だけで見かけの関連が出ることもあります。
相関と因果・回帰を分ける
Section titled “相関と因果・回帰を分ける”温度と不適合が同時に上がっても、材料の違いや時間帯が関わっているかもしれません。因果は工程知識と適切な比較で確かめます。相関は対称的な関連の量、回帰はある変数から応答を予測・説明するモデルです。r=0.8から「xを1増やすとyが0.8増える」とは読めません。
統計検定とつなげる
Section titled “統計検定とつなげる”相関の基本で図の読み方、回帰で傾きと予測の違いを学べます。2級の関連の分析も層別の復習に使えます。回帰式や母相関の検定の詳しい計算は、QC3級の中心範囲と区別した発展学習です。
の相関係数は?
解答・解説
。負の直線的関連を示しますが、因果関係はこの数だけでは分かりません。