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12. 新QC七つ道具:日程・PDPC・数値行列

順序を無視した日程は実行できない

Section titled “順序を無視した日程は実行できない”

アローダイアグラム法は、作業の依存関係をネットワークとして表し、全体の日程を検討します。一般的な活動矢線の表し方では矢印が作業、結合点が区切りです。ガントチャートのような横棒の予定表とは、作業間のつながりを表す焦点が異なります。

Aの準備2日後に、Bの画面設定3日とCの手順作成4日を並行して進め、両方完了後にDの確認1日を行います。

全体の所要日数は7日

架空の作業計画。A→B→Dは6日、A→C→Dは7日。DはB・Cの完了を待つ。破線は所要0日の順序関係を表すダミー作業。

  • 実線矢印:作業
  • 破線矢印:0日のダミー
  • 丸:作業の区切りとなるイベント
グラフの数値を表で確認する
作業日数先行作業
A2なし
B3A
C4A
ダミー0B
D1B・Cの両方

学習用のデータ・理論値。狭い画面ではグラフを横にスクロールできます。

全体は 2+max⁡(3,4)+1=72+\max(3,4)+1=7 日。長い経路A→C→Dがこの計画のクリティカルパスです。Bだけを1日短くしても全体は7日のまま、Cを1日短くすれば6日になります。Bには1日の余裕がありますが、他の条件を変えれば余裕も変わります。人員を共有して並行実施できない場合など、この図の前提も確認します。

PDPC法:計画が外れたときに備える

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望む結果へ至る途中で起き得る望ましくない展開と、その対応を検討します。たとえば「設定試行→接続できない→窓口確認・代替環境」「手順説明→理解が揃わない→実演と確認」といった枝です。

単なる事故一覧ではなく、どの段階で何が起き、どう戻す・迂回するかを考えます。起こり得ることを無限に列挙するのではなく、重要性、兆候、担当、判断期限を整理します。計画が変われば対応も更新します。

数値が入った行列から、変数や対象間の構造を分析する方法です。代表的な考え方として、多数の指標を少数の軸に要約する主成分分析があります。マトリックス図の◎○を並べること自体と、数値行列の統計解析は区別します。

3級では目的と基本的な考え方を押さえ、固有値計算や多変量解析の詳細を必須にしません。たとえば商品を価格・重さ・処理速度などで比較する際、単位と標準化の選び方で結果が変わることを意識します。

数値行列の要約を深く学ぶなら主成分・因子分析へ。これはQC3級から先の発展内容です。計画を試して結果を評価する循環は統計的問題解決と共通します。

例でBを3日から2日へ短縮した。全体が1日短縮したと言えるか?

解答・解説

いいえ。Cの4日を待つため全体は7日です。個別作業の短縮と、全体の日程短縮を分けます。