23. ARIMA・状態空間・非定常時系列
時系列は並び順も情報
Section titled “時系列は並び順も情報”時間順の観測は独立とは限りません。平均のトレンド、季節性、自己相関、分散の変化を分けて考えます。トレンドを持つ2系列をそのまま回帰すると、無関係でも有意に見える見せかけの回帰が起こり得ます。
ARとMAからARIMAへ
Section titled “ARとMAからARIMAへ”AR(1) は で定常解を持ち、、。MA(1) の自己相関はラグ1が 、ラグ2以降0です。符号の流儀を確認します。
ARIMA は 階差分にARMAを置き、
と書きます。過度な差分は情報を損ねるため、プロット・ACF・残差診断と目的を合わせて次数を決めます。季節差分は 。季節調整は季節成分を分離する操作で、長期変動まで消すことではありません。
例題:AR(1)の予測
Section titled “例題:AR(1)の予測”なら2期先予測は 。2期先予測誤差分散は 。定常分散 とは異なります。予測期間が長くなると誤差が蓄積します。
状態空間と平滑化
Section titled “状態空間と平滑化”状態方程式 、観測方程式 に分け、観測できない水準や傾向を推定します。線形ガウスならKalman filterは予測→観測による更新を繰り返します。1次元の利得は 。事前分散4、観測誤差分散1なら で、予測より観測を強く重視します。平滑化は将来の観測も用いるため、リアルタイムのフィルタとは違います。
単純指数平滑は 。重みが幾何級数的に減り、 が大きいほど最近の値に敏感です。
単位根・共和分・ARCH
Section titled “単位根・共和分・ARCH”のAR(1)は単位根を持つランダムウォーク。単位根検定の統計量は通常のt分布に従わず、定数・トレンド項の指定も重要です。各々I(1)でもある線形結合がI(0)なら共和分があり、誤差修正モデルで長期均衡からのずれと短期変化を扱います。
ARCH(1)は 。 なら無条件分散は 。平均の自己相関が小さくても、2乗には相関が残り得ます。評価は将来方向へ順に行い、ランダムな時点分割を避けます。
MA(1)で のラグ1自己相関は0.5か?
解答・解説
。係数と自己相関は同じではありません。