用語・公式の早見表
知りたいことから手法を選ぶ
Section titled “知りたいことから手法を選ぶ”公式を覚えていても、問いに合う手法を選べなければ使えません。最初に「何を知りたいか」を文章にし、それに必要なデータと計算を選びましょう。
| 知りたいことの例 | 使う考え方・手法 | 結果を読むときの注意 | 詳しい例題 |
|---|---|---|---|
| 図書室の混雑を改善するには何を調べるか | PPDAC | 結果と原因の予想を分ける | 統計的問題解決 |
| 全校の通学状況を一部の生徒から知りたい | 標本調査・無作為抽出 | 選び方や無回答の偏りを確認する | データの収集 |
| 曜日ごとの利用者数と学年の内訳を見たい | 棒グラフ・積み上げ棒グラフ | 各区間の長さと上端の累計を区別する | 統計グラフ |
| どの時間帯の通学者が多いか | 度数分布表・ヒストグラム | 階級幅によって見え方が変わる | 集計と分布 |
| 普段の配達日数と長い遅延を説明したい | 平均・中央値・最頻値 | 一つの代表値だけで特徴を隠さない | データの要約 |
| 同じ平均の窓口で待ち時間の安定性を比べたい | 範囲・四分位範囲・箱ひげ図 | 中心と散らばりを両方見る | データの要約 |
| 学年ごとの参加希望の傾向を比べたい | クロス集計・学年内の比率 | 「何の中で」を分母にする | クロス集計表 |
| 規模の違う店舗の売上の伸びを比べたい | 増減率・指数 | 元の金額や基準年も併記する | 時間的・空間的データ |
| 月ごとの売上の上下をならしたい | 移動平均 | 元の実績値や急な変化も確認する | 時間的・空間的データ |
| 少なくとも1回当たる確率を知りたい | 樹形図・余事象 | 独立性や、戻すかどうかを確認する | 確率の基礎 |
調査・分析の用語
Section titled “調査・分析の用語”| 用語 | 確認すること |
|---|---|
| PPDAC | 問題 → 計画 → データ → 分析 → 結論 |
| PDCA | 計画 → 実行 → 評価 → 改善 |
| 質的データ | 種類・属性を表す。数字のラベルも含む |
| 量的データ | 数量を表し、差などに意味がある |
| 母集団・標本 | 知りたい全体と、調べるために選んだ一部 |
| 無作為抽出 | 偶然の仕組みを使って選ぶ |
| 外れ値 | ほかから離れた値。理由を確認する |
割合は0〜1の小数、百分率はそれを100倍した%表示です。
| 求めるもの | 式・手順 |
|---|---|
| 相対度数 | 階級の度数 ÷ 総度数 |
| 累積度数 | 小さい階級から度数を足す |
| 累積相対度数 | 累積度数 ÷ 総度数 |
| 階級値 | (階級の下端 + 上端)÷ 2 |
| 平均値 | データの合計 ÷ データ数 |
| 度数分布表からの平均の近似 | (階級値 × 度数)の合計 ÷ 総度数 |
| 中央値 | 小さい順の中央。偶数個なら中央2値の平均 |
| 最頻値 | 最も多く現れる値 |
| 範囲 | 最大値 − 最小値 |
| 四分位範囲 | Q3 − Q1 |
| 行比率 | そのセルの度数 ÷ 行合計 |
| 列比率 | そのセルの度数 ÷ 列合計 |
| 円グラフの中心角 | 割合 × 360° |
| 増減率(%) | (後の値 − 前の値)÷ 前の値 × 100 |
| 指数 | 比較時点の値 ÷ 基準時点の値 × 100 |
| 3項移動平均 | 連続する3個の合計 ÷ 3。区間を1個ずつずらす |
| 同様に確からしいときの確率 | 条件に合う結果数 ÷ 全結果数 |
| 余事象の確率 | 1 − 元の出来事の確率 |
間違えやすい点
Section titled “間違えやすい点”- 中央値・四分位数を求める前には、小さい順に並べる。
- 平均をまとめるときは各集団の人数を反映する。
- 累積相対度数の最後は丸める前なら1。
- 度数分布表から元データの正確な平均が分かるとは限らない。
- 箱ひげ図だけでは人数や平均は通常分からない。
- 行比率と列比率は「何の中での割合か」が異なる。
- 20%から30%への上昇は10パーセントポイントで、相対的には50%増。
- 指数120は基準より20%増。
- 確率の数え上げでは、各結果が同様に確からしいか確認する。
- 調査で関連が見えても、因果関係まで示せるとは限らない。
理解が曖昧な項目は、学習ガイドから該当章へ戻って例題を解き直してください。
数式で見る基本公式
Section titled “数式で見る基本公式”平均値は 、四分位範囲は と表せます。