この記事の対象者
- 事業計画書のうち「収支計画書」を作りたい方で、既に事業を始めている方
- 収支計画書のどこから手を付ければいいか悩んでいる方
- 分析レポートを作らなければならない方
この記事のゴール
- 収支計画書の切っかかりが掴める
- 分析の初歩が学べる
- 数字のどこを見ればいいか何となくわかるようになる
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Zチャート分析
前回は、単純比較法と移動平均法について解説しました。
移動平均法では売上等の数字のトレンドを⾒ることができますが、他にも方法があります。
それがZチャートと呼ばれる⼿法です。
Zチャートを計算する前に移動年計を算出する必要があります。
移動年計
移動平均法では 3 ヵ⽉平均を求めましたが、移動年計では 1 年間の合計で⽐較して分析します。
⾔葉にすると分り⾟いので、以下の図を参照して頂きたいのですが、例えば、
- 2023 年 1 ⽉〜2023 年 12 ⽉までの 12 ヵ⽉間の合計
- 2023 年 2 ⽉〜2024 年 1 ⽉までの 12 ヵ⽉間の合計
- 2023 年 3 ⽉〜2024 年 2 ⽉までの 12 ヵ⽉間の合計
以下同様・・・
と⾔った⾵に、1 ヵ⽉ずつ計算対象をずらしながら特定期間(この場合では 12ヵ⽉間)を計算していく計算⽅法です。
移動年計をZチャートに変化させる
それでは、前期の「移動年計」で計算した表を、Zチャートに変化させてみましょう。
これは⾮常に簡単で、先程の売上⾼の表に1年間の累計売上⾼を加えるだけです。
それをチャートにすると以下の図のようになります。
左が普通の移動年計のチャートです
右が、左の移動年計に累積売上を追加し、Zチャートに変化させたものです。
Zチャートが、右斜め下に傾いているので、このトレンドは下降トレンドであることがわかります。
このZが、水平であれば横這い傾向。
Zが右斜め上に傾いている時は、上昇傾向であることがわかります。
是非、このZチャートを事業計画書に使ってみ下さい😆
鉄仮面ブログでは、事業計画書の作成方法を公開しています。
このブログの内容は、下の書籍でも詳細な内容をご紹介しております。興味のある方は是非ご一読下さい。