事業計画書の作り方(収支計画編):売上高の分解

売上高の分解

    鉄仮面

    鉄仮面ブログでは、事業計画書の作成方法を公開しています。

    このブログの内容は、下の書籍でも詳細な内容をご紹介しております。興味のある方は是非ご一読下さい。

    この記事の対象者

    • 事業計画書のうち「収支計画書」を作りたい方で、既に事業を始めている方
    • 収支計画書のどこから手を付ければいいか悩んでいる方
    • 売上計画に妥当性が無いと言われてしまった方

    この記事のゴール

    • 収支計画書の切っかかりが掴める
    • 分析の初歩が学べる
    • 管理会計の基本がわかるようになる

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    売上高等の分解

    売上高などの推移を分析・予想する際に、絶対に欠かせない要素が「分解」です。

    例えば、「売上高を2倍にします!」と言っても、「え、どうやって?」と必ず突っ込まれます。

    そこで、売上高が何で構成されており、その構成されている要素をどのように増やすのか、と言う説明が必要になります。

    下の例をご覧ください。$売上高=販売個数 \times 販売単価$ これは基本ですね。

    flowchart LR;
    A["売上高"]
    B["販売個数"]
    C["販売単価"]
      A-->B;
      A-->C;
    

    分解の応用①:商品ごとの分解

    flowchart LR;
    A["売上高:1,000円"]
    B["商品A:700円"]
    B1["商品A販売個数:70個"]
    B2["商品A販売単価:100円"]
    C["商品B:300円"]
    C1["商品A販売個数:50個"]
    C2["商品A販売単価:60円"]
      A-->B;
      A-->C;
      B-->B1;
      B-->B2;
      C-->C1;
      C-->C2;
    

    分解の応用②:業種別の分解

    飲食店などであれば、以下の様な例になります。

    flowchart LR;
    A["売上高1,000円"]
    B["来店客数50人"]
    C["客単価200円"]
    D["座席数25席"]
    E["回転数2回転"]
      A-->B;
      A-->C;
      B-->D;
      B-->E;
    

    管理会計とは

    管理会計とは、会計基準に基づく「財務会計」ではなく、自社の状況をよりリアルに把握するための管理手法です。

    管理会計は主に、以下の4つで成り立ちます。

    • 経営分析:損益分析点など
    • 原価計算:活動基準原価など
    • 予算管理:予算と実績のバリアンス分析など
    • 資金繰り:「利益」ではなく「現金」の管理

    管理会計については、黄色い方の1冊目ではなく、2冊目の「経費計画・利益計画」の作り方の方により詳細が書かれています。

    ご興味のある方は是非ご覧ください。

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