中小企業診断士過去問解説:令和6年1次、経済学・経済政策 第2問

    関連記事

    設問

    第2問

    下図は、日本、米国、韓国、OECD 平均の 1 人当たり労働生産性(購買力平価換算 US ドル表示)の推移を示したものである。
    図中のa~cに該当する国の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

    出所:日本生産性本部『労働生産性の国際比較 2023』

    〔解答群〕
    a:韓国 b:米国 c:日本
    a:日本 b:韓国 c:米国
    a:日本 b:米国 c:韓国
    a:米国 b:韓国 c:日本
    a:米国 b:日本 c:韓国

    解説

    チャートにもう答えが出てしまっていますが……(;^_^A

    今回の場合も、まずは意味不明な単語を無くすところが重要だと思います。(知らなくても今回は解けそうですが)

    今回は、購買力平価換算って何?というところですよね。

    購買力平価換算とは

    購買力平価(PPP):異なる国間で物価水準を調整し、同じ財やサービスが同額で購入できるように通貨価値を換算する方法(このレートをPPPレートと言います)。

    これにより、各国の経済力を公平に比較できます。たとえば、購買力平価に基づく為替レートは、物価が異なる国同士でも生活水準や労働生産性を実質的に比較する際に役立ちます。

    正解

    正解は、 a:米国 b:韓国 c:日本でした。

    残念ながら、2018年には韓国に労働生産性が追い抜かれたことになっています。

    韓国はGDP(国内総生産)に海外生産分を含んでいると言う説がありますが

    実際のデータ

    実際のデータは、以下のリンクから見ることができます。

    労働生産性の国際比較2023(公益財団法人日本生産本部

    https://www.jpc-net.jp/research/detail/006714.html

      コメントを残す

      メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です