中小企業のための「売上計画」の作り方、ご紹介ページ
何故、売上計画、というタイトルにしたか
本作は、「事業計画書作成シリーズ」と勝手に銘を打っていますが、その中でも特に 「売上」に着目した一冊 となっております。
事業計画書、と一言で言っても色々な種類がありますが、主に数字で計画書を作る場合、ほぼ100%、必ず、絶対に必要になるのがインカム—つまり収入・売上高の項目です。
そこで本書では、どんな事業計画書でもほぼ必ず使うことになる「売上計画」 について、⽬的や業種、計画のレベル別に合わせて、スポットを当てまとめて みました。
通常こういった書籍では「販売計画」と銘を打つところですが、本書ではあえ て「売上計画」と呼んでいます。
これは、販売と⾔う⾃社のアクションだけで売上が決まるわけではなく、外部 の環境やその他様々な要素が複雑に絡み合い「売上」が決まるからです。
外部提出⽤の見せる用と、⾃社管理のための実態ベースの計画書は使い分ける場合も多々あります。 外部(⾦融機関等)に提出する場合は、実態に即しているかという点も重要ですが、⼀定以上の「わかりやすさ」、「相⼿が納得したくなる⾒せ⽅」も重要です。(本書内で複雑な数式を載せているのもこのためです。⾒せる相⼿によっては、「Excel で計算しました」と⾔うよりも、「こういった算式を使いました」と⾔う⽅が効果的な場合があるからです)
事業計画書を使用する例
事業計画書を作成するためには、概念的な理念やビジョンから始まり、細かな 経費計画まで微に⼊り細を穿つような計画書を作成する場合もあります。
しかし、実際には⼩さな計画のために莫⼤な時間を使う訳にはいきませんし、逆に⼤きなプロジェクトなのに適当な計画を作る訳にもいきません。
⽬的と使い道に応じて、必要な計画書のレベルが変わってきます。
事業計画書を使用する例
- ⾦融機関からの借⼊・・・(収⽀計画が主)
- ⼤型設備投資・・・・・・(投資効果が主)
- 新規事業・・・・・・・・(投資効果+アクションプランなど)
- 創業・・・・・・・・・・(ビジョンやビジネスモデル図も必要)
本書の構成
本書は最初の部分は、ベースとなる考え⽅や Excel の関数の使い⽅についてご 案内し、読み進めるたびに実践的な内容となる構成となっています。
第1章︓時系列で分析・予想する
第1章では、時系列で過去のデータと⽐較しながら今後の売上を予想する基本 的な⽅法について解説しています。
農作物や⽔産品などを意識した季節性要因にも対応できるのがポイントです。
第2章 製品・商品・サービス別で分析・予想する
第2章では、⾃社の売上構成を分解し、商品単位でどのように売上が変化するのか、更にテクニックを駆使して売上予想を⾏う⽅法を解説しています。
統計の使い⽅も解説しているのがポイントです。
特に PLC(プロダクトライフサイクル) については、押さえておきたいポイントです。
第3章 取引先や市場環境等で分析・予想する
第3章では、⾃社では容易に抗えない外的な要因に備えた売上の予想⽅法について解説しています。
時系列や統計の⼿法も使い、徐々に実践的な内容になっていきます。
第4章︓業種別チェックポイント
最後、第4章では BtoC 型と BtoB 型に分けた業種ごとのチェックポイントについて解説しています。
業種特性は本当に多種多様ですが、ほぼ全ての業種において最終的に販売する先は「B︓企業」か「C︓個⼈」になりますので、この形でまとめました。
まとめ
実際には、どんなビジネスにも当てはまるような王道パターンは存在しませんが、様々なビジネスモデルやシーンに合うように⼯夫しましたので、是⾮ご⼀ 読頂きたければ幸いでございます。
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中小企業のための「売上計画」の作り方
- 第1章:最も基本的な「時系列」で比較する方法について。
- 第2章:売上の分解方法と、商品毎の寿命に合わせた予想方法について。
- 第3章:天気や為替のような外部要因が与える影響を含めた売上計画を立てる方法について。
- 第4章:BtoC型とBtoB型の基本的な違いを考慮した計画作成方法について。